「うまくいかなくても、やり続ける力」を育む新しい療育プログラム
放課後等デイサービスの運営において、
限られたスペースの中で子どもたちに多様な体験をさせることは大きな課題の一つです。
特に発達障害やグレーゾーンの子どもたちにとって、
感情調整や実行機能の向上は重要な療育目標でありながら、
効果的なプログラムを見つけることは簡単ではありません。
そんな中、埼玉県さいたま市の「ポラリスステップ東大成教室」では、ドローンファイトという革新的な療育プログラムを導入し、子どもたちの成長に大きな変化をもたらしています。
ポラリスステップがドローンファイトを選んだ理由
専門的な療育現場からの発見
ポラリスステップは、公認心理師・臨床発達心理士が監修する
専門的な療育を提供する放課後等デイサービスです。
代表の松本さんが語る導入のきっかけは、実に興味深いものでした。
「最初に現場を見学した時、これは感情調整の練習に最適だと直感しました」
ドローンは思うように飛びません。
この「うまくいかない」状況こそが、
子どもたちの成長にとって重要な学びの機会となることに松本さんは気づいたのです。
狭いスペースでもスポーツ体験ができる画期的なソリューション
多くの放課後デイサービスが直面する「スペースの制約」
ポラリスステップも例外ではありませんでした。
「建物が広くないので、室内でスポーツをすることはできません。
でもドローンファイトなら、狭い部屋でも本格的な勝負体験ができる。
これは大きなメリットでした」
1年半の実践で見えた驚くべき変化
「勝負を避けていた子」が「挑戦する子」に
導入から1年半が経過した現在、
子どもたちに顕著な変化が現れています。
【導入初期の様子】
- うまくいかないことに感情的になる
- 「自分は下手だから」と試合を避ける
- 悔しさから「こんなのできなくてもいい」という反応
【1年半後の変化】
- 継続的な参加により技術が向上
- 自信をつけて試合に参加するように
- ついに風船を割ることに成功し、大きな達成感を体験
特に印象的なのは、勝負事に強い抵抗を示していた一人の子どもの変化です。
月1回のイベントに継続参加し、ついに風船を1回割ることができた時の嬉しそうな表情は、
スタッフにとっても大きな喜びとなりました。
療育の専門家が語る「ドローンファイトの教育効果」
感情調整と実行機能の向上
松本さんは療育の専門的な視点から、
ドローンファイトの効果を次のように分析しています。
「時間が限られた中で操縦しながら進めていく。
ドローンがまっすぐ飛ばない中で、うまくいかないながらもやっていく。
これは感情調整と実行機能の練習に最適です」
実行機能とは?
自分が想像したプランに合わせて、自分の体や気持ちを調整していく能力のこと。
発達支援において重要な要素の一つです。
他の療育プログラムとの相乗効果
「ドローンファイトは、他の様々な療育プログラムと組み合わさって、
とても良い効果を出している」と松本さんは評価しています。
単独のプログラムとしてではなく、総合的な療育の一部として機能することで、
子どもたちの感情と向き合う貴重な時間となっているのです。
放課後デイサービスでドローンファイト導入を検討すべき理由
1. スペースの制約を解決
- 狭い室内でも本格的なスポーツ体験が可能
- 特別な設備投資が不要
- 安全性が確保された環境で実施
2. 療育効果の高さ
- 感情調整スキルの向上
- 実行機能の発達促進
- 継続的な挑戦意欲の育成
- 成功体験による自信の構築
3. 運営面でのメリット
- 月1回のイベント形式で無理なく導入可能
- 専門的な指導不要でスタートできる
- 子どもたちの参加意欲が高い
まとめ:子どもたちの「できた!」を支える新しい選択肢
ポラリスステップの事例が示すように、
ドローンファイトは単なる「遊び」を超えた、療育的価値の高いプログラムです。
「うまくいかないけど、やり続ける」
この体験こそが、発達障害やグレーゾーンの子どもたちにとって、
将来の自立に向けた大切なステップとなります。
限られたスペースと予算の中で、
子どもたちにより良い体験を提供したいと考えている放課後デイサービスの皆様。
ドローンファイトという新しい選択肢を、ぜひ一度ご検討ください。
「今日の”できた”!を明日の”笑顔”に!」というポラリスステップの理念が、
ドローンファイトを通じて現実のものとなっています。
ポラリスステップ東大成教室について
〒331-0814 埼玉県さいたま市北区東大成町2丁目95−2 東大成岩崎ビル1F
TEL: 048-783-4967
公式ホームページ
「ポラリス=北極星」を道しるべに、
自立という大きな目標に向かって着実なステップを歩んでいける支援の場として、
専門的な療育を提供しています。
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